9月29日 月と6ペンス
『大抵の人は、事実大多数の人は、境遇のために余儀なくされた人生を送る。自分が四角の穴に押し込まれた丸い釘だと思って、不満を抱き、事情が違っていたら、もっと成功できたものをと考える人もいないではないが、大多数は自分の運命を、明るくとまではいかないが、まあ仕方ないと受け入れている。こういう人は、いつまでもいつまでも同じ線路を往復する路面電車に似ている。 往っては帰り、帰ってはいくを繰り返すしかなく、その挙げ句、動かなくなくなれば、屑鉄として売られるだけである。 それとは逆に、自分の人生航路を大胆にも自分の手で定めた人は滅多にいない。 もしそのような人が見つかれば、よく観察して見るだけの価値がある。』

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